海浜地帯には独特の印象がある
1994年の春に、ある旅の途上で、茨城県の鹿島から千葉県の銚子まで海岸線の近くを走ったことがある。まあ決してサイクリングのメッカというようなところではない。太平洋と利根川にはさまれた細長い陸地が続くが、ほとんどは砂の大地のようで、人口も少ない。そのなかに工業団地や集落が点在している。鹿島灘に面した道も少し走ったけれど、車が少ない分、来る車も非常に飛ばしているので、恐れをなして途中から内陸側の細い道に入り込んだ。
[参考情報]
城崎温泉の温泉・露天風呂のある宿・ホテル - じゃらん温泉ガイド
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50355.html
アパホテル<札幌> - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad314923/
奈良のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/290000/
挙句の果てには、自転車を押さなければならない砂だらけの道に迷い込んだりして、日も暮れかかる頃にようやく目当ての道に出た。交通量の多い銚子大橋を冷汗かきながら渡ったときには、あたりは夕闇に包まれていた。そのように早々と退散したにもかかわらず、波崎付近の海浜地帯には、海と大地の孤独ともいうべき独特の印象が確かにあった。その茫漠とした海岸線が妙に記憶に残っていて、そう言えば、知多半島の太平洋側もそんな感じで、常緑樹に覆われた海岸段丘の果てに、ハマユウやハマボウフウに満ちた砂浜が現れたりする。自転車で走ったわけではないけれど、ブラジル−サンパウロ州のレジストロという田舎町も、海浜のバツクヤードとして、そう言えばとてもよく似た気配があった。大西洋を見ておけば良かったか。幹線道路が海岸そのものよりやや内陸に入った地勢の場合、幹線道路と海岸線の間に鄙びた集落や、地元の人しか通らないルートが見つかることが多い。もっとも、幹道路が海際を通っていないということは、そこに段丘があったり、崖状の地形を成しているめであることもあり、それなりのアップダウンがあったりするけれど。また当然、リアス式海岸では山岳地形がそのまま海に突入しているわけであるから、実際の走行行程はかなりハードなものがある。
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