小雪ちらつく小樽発車し、札幌を経て滝川へ
2011.10.22
実に北海道らしい気宇壮大な列車であり、私はその魅力に惹かれ、平成二一年二一月中旬に、小樽から旭川まで、この2149M列車を乗り通してみた。小雪ちらつく小樽発車段階では、各ボックス席に一人程度の乗り具合でしかなかったものが、駅に停まるごとに通勤・通学客が大挙して乗り込み、札幌到着直前には東京の通勤電車並みの大混雑を呈するようになった。札幌でほとんどの乗客をはき出したあとは、パートタイムや買い物へ向かう主婦らをベッドタウンの各駅で拾ってゆき、岩見沢では、またその人らを一気に降ろす。ポプラ並木を見ながら岩見沢を発車すると、通院と思しきお年寄りが、ちらほら乗り降りを繰り返す程度となって、無人のシートに陽が射してきた。いつのまにか空は天まで青く晴れわたり、車内は眠気につつまれ、窓外も牧歌的な景観が流れて滝川に到着。ここで乗客は五人にまで減ったが、再び雪雲に覆われて白いものが降りだした。
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