出し汁の旨みに五〇〇年の歴史
京都には「老舗」を名乗る店が多く存在する。「仕似せる」から派生した言葉で、先祖代々の業を守り継ぐ店を表すが、概ね創業一〇〇年を超えることが、その要件のひとつ。ひとくちに一〇〇年といっても、遡ること明治初期以前の創業が必須となれば、そうそう存在するものではない。継続は力なりの言葉通り、一〇〇年を超えて商いを続けることは、即ち良心と良質を兼ね備えなければ不可能なこと。しかしながら深遠なる都、京の街には
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祇園のど真ん中で江戸前握り
白川の流れもさらさらと、京都らしい風情漂う界隈で、東京にも負けず劣らず、本格江戸前鮨で知られるのが「修」。オープンして僅か三年足らずという浅い歴史ながら、既に関西屈指の江戸前鮨の名店として、その名を轟かせている。東京での修業経験がないことから、あえて江戸前を標榜しない控えめな主人だが、独自に習得したという技は確かなもの。夜更けに小腹を満たすというより、しっかりと鮨を堪能したいもの。ヅケ鮪、煮鮑、煮
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「常照寺」の紹介
「常照寺」は花街・島原の芸妓「吉野太夫」ゆかりの寺。そのせいかどうか、何とはなしに艶やかな空気が、紅葉にも映し出されている。赤い「吉野門」を額縁にして、さくら紅葉が染まりいく様は、まるで一幅の絵を想わせる。芸妓と寺、不思議な取り合わせは、人の世の因縁を映し出す。すぐ隣にある「源光庵」の本堂は、伏見城の遺構を移築したものといわれ、そこには更なる不思議が満ちている。本堂廊下の天井には、徳川家康の家臣が
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寄港地の魅力も目的の一つ
エンターテイメントに対して、寄港地の魅力も人によっては船旅の主目的になるのでゆるがせにできない。お遊び好きのアメリカ人にくらべて、わが日本人は社会勉強派であるからむしろ寄港地対策が重要かと思う。もとはと言えばクルーズ船のメッカであるカリブ海も、そのカリブの島々を訪れる旅のたのしさに始まったもので、一日ごとに異なった島に寄って見物し、夜またつぎの島へ向かって航海する。航海中の夜はエンターテイメントに
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エコ活動に熱心なビジネスホテル
ホテルに宿泊しようとして一歩中に入ると、フロントから「お帰りなさいませ」の声が聞こえてきた。ここは、スーパーホテルCity大阪天然温泉(現・湯元「花乃井」スーパーホテル大阪天然温泉)。○九年に完成した新館に宿泊した際、真っ先に耳に飛び込んできたのが元気のいい、その声だった。全国に展開されているこのビジネスホテルを利用したのは、初めてだった。一泊の料金が六九八〇円(アップグレードシングルブッフェ朝食
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